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書籍「ブーメランのすべて」の作者ローリン ホーズ氏の手作りブーメラン。
競技性もなくアボリジニ風でもなく
こんな素朴なブーメランを見ていると癒されます。
ワニが事務所にいたのでちょっと遊んで見ました。
このワニの大きさを想像してみてください。

書籍説明

http://www.rangsjapan.co.jp/book.html

1992年、1998年世界大会個人優勝者。 フリドリン・フロスト氏のブーメランはオリジナル。
今世界の選手がファーストキャッチ、トリックキャッチ、 MTAで使用しているものの中にはフロストのブーメランと 非常に似たものがありますが、それがコピーです。

例えばトリックキャッチ用メビウス、ファーストキャッチ用アイスランナーUでもギャリー選手はちゃんとフロスト自身にそれをきちんと 話しコピーしていると私に話してくれました。
この写真上のトリックキャッチ用ブーメラン メビウスで世界大会トリックキャッチ個人優勝をしています。
2003年暮れフロスト氏静かに製作開始。
きっかけはSPABOOのGOさんの熱い思いです。
私はその思いに動かされ彼に製作依頼したのです。
  小林美紀

映画バグダットカフェのなかにに出てくるブーメランはアラン・スコット氏が製作、飛行させています。初めは製作だけ頼まれたようですが、俳優が投げるよりは製作者自身が投げたほうが、、、ということで出演までしてしまったそうです。

何年か前に横浜のミュージアムで彼の展示会をしたのですがその時気に入ったものを私自身のコレクションとして買い込みました。その中の1つがこの鳥のブーメランです。この鳥の周りに草とか花が配置してあり1つの場面が作られていてとても綺麗なバランスでした。そして飛行もすばらしいと本人から聞いていますが、あまりに綺麗なのでさすがにまだ投げてはいません。





1988年5月オーストラリア、ニューサウスウエルズ州の保養地バルーガにて建国200年を記念して第1回ブーメラン世界大会が開かれました。世界七カ国から200人のブーメランマニアが出場、 日本からも3人出場いたしました。出場というより参加といったほうがいいくらい世界の水準は高く 競技に使うべきブーメランすら未だ日本に販売していませんでしたので、海外の選手たちに 借りて、コーチを受けつつ参加するという状況でした。

その3人のうちの1人がオールアバウトブーメランの訳者でも有る私の夫でした。当時、病院の産婦人科に勤務して間もない頃で、 大会に行く為に休みを取ることは出来る状況になかったので、私達は辞表を出していく事を決心 しました。辞表のかわりに貰って帰ってきたのがこのロッド・ジョーンズの寄せ書きのブーメランです。 勿論その大会では日本は最下位でした。でも私と夫には日本にスポーツブーメランを広めたいという 大きな(小さな?)夢がその時生まれました。

そのきっかけにもなった思い出のブーメランが このロッド・ジョーンズブーメランです。飛距離30m、当時こんなにきちんと戻るブーメランに出会ったことがなかったので、貴重な寄せ書きのブーメランなのに、嬉しくなってかなりいっぱい投げ込みました。日本代表で行っていながら、ブーメランの戻りのよさにビックリするなんて、、、そんなレベルでした。

左からエリック・ダーネル(プロフライ)、チェット・スノーファー(ブラックローズ)、バーナビー・ルー、オリヴィエ(FOXフロッグ)ステファン・マルガリータ(FOXステファン)中央ロッド・ジョーンズ、ブルース・カーター(オーストラリア)岡野、先光、小林、カスジャール(スイス)フイリップ・フォッケー、パンパラニー・エリック(スイス)フェデエンゲルダー(オランダ)ハンダイシー(オランダ)敬称略、それぞれの国旗の裏に各チームのメンバーがサインしています。2001.9.5


2001年8月22日、コレクションの中からどれにしょうと迷っている時チェット・スノーファー氏からメールが来ていたので、「そうだ、チェットのブラックローズ」にしょう。と思いつきました。

まずブラックロ−ズとは関係ないのですが、チェットからのメールは今年のUSAオープンについてでした。

「ノブのパフォーマンスにおめでとう!そして有難う!ノブと私はアダムやジョンフリンやベットシーに勝ちました。今回のUSAオープンはみんなかなりの接戦で大会の間みんながTieがチャンピオンになると思っていたのだけれどスコーリングエラーがあってノブが1ポイント上がりチャンピオンになりました。ノブもビックリしていました。本当にチャンピオンになってよかった。嬉しいです。」という内容のメールでした。

ここで解かりにくいので話はさかのぼり8月16日のBBSを紹介いたします。

「チェットからの知らせで飯塚君がUSAオープンでチャンピオンになったとのことでした。 さすが、Mr・MTAと呼ばれてる飯塚君、滞空時間競技で他の選手に差をつけての1位 でした。とりあえずすごく嬉しい知らせを持って羽田空港にザミルさんが今日、迎えに来て くれました。今日から又通常業務に戻ります。 飯塚君も今日13時ごろ成田に着きます。MTAに使ったブーメランを見るのが楽しみです。 本当はアメリカの人たちだけの試合なのに飯塚君だけ日本人で参加させて頂いている のですがまさかチャンピオンになってしまう実力をつけるとは、想像しないで参加させて しまった1995年、私も行っていたのですが初参加は総合26位でした。 実力の差を見せ付けられショックでしたが、日本人をUSAオープンに参加させてくれた チェットにやアメリカ選手の心の広さにとても感謝しながら帰ってきたものでした。 日本でのブーメランの普及のためだから、、、と当時アメリカブーメラン協会の会長だった チェットはみんなに言ってくれ参加でき飯塚君の参加は現在も例外で認められています。」と、以上が大会にまつわる話です。

ブラックローズは3本紹介していますが日本のブーメランの普及に力を貸してくれたチェットという選手をブラックローズそのものより紹介したいと思い色々思い出話を書きました。

真中が1番古いブラックローズ、で1989年入手。手前が1994年入手。奥のは1999年入手しました。日付けも入っていますが、今もっていらっしゃる方は皆さんどのタイプをお持ちでしょうか?微妙に木の厚さ削り方が変わってきているのを本人は気付いているのでしょうか?今度聞いてみなくては。白いテープはチェットが裏にコインを貼り付けて飛距離がでるようにしてくれたものです。私はこのブーメランは綺麗なだけでモ充分好きだと思っていたのですが、最近は木製ブーメランの中では距離が出て尚且つ正確に戻るといえばこのブーメランが1番と今は言い切りたいです。きっとお持ちの方で上手く投げていらっしゃる方はうなずいてくださっている事でしょう。皆さんはどのタイプの柄が好きですか?89年の柄はチェットも 持っていないらしく99年に会った時珍しそうに懐かしそうに見ていました。


オレゴンハットと製作者ダグ

オレゴンハットは「ブーメランの投げやすい・きもちいいランキング」があると すれば10位以内に必ず入るブーメラン。初代オレゴンハットは21層の合板を 使用して作られていました。

私が初めてオレゴンハットを投げた日、朝7時頃から夜暗くなるまでズート面白 くて投げつづけ、その時のメンバーは鳴海さん(世界大会経験者)と今でこそ日 本チャンピオン経験者の飯塚君。当時は飯塚君は未だ高1で経験は浅く鳴海さん はかなり「すごい人」でした。 (私にとっても飯塚君にとっても。いろんな意味ですごい)
鳴海さんから投げ方 のコツなど教わる事はおおかったです。結局3人で12時間程投げつづけたので すが本当に楽しかった。

オレゴンハットは、取材などあるとき、スピンレーサーではビックリしてもらえ そうもない時の勝負ブーメランでもあります。 私は不思議とここ1番という時はこれをいつも1投目でキャッチしてしまうの で、「私って、、、すごい?」と思わせてくれるから、こういうブーメランが愛 用品となるのでしょうか?

ブーメランは作り手がいなくなるとその物も消えていくのですが、いい材料がな くなると消えていくということもあるって、なくなってみて気がつきました。だ から、その時いいと思ったブーメランはキープしておかなくてはとあらためて 思っています。
製作者のダグから「選手として集中したいから販売のためのブーメランを 作らない」と言われてから数年たち、ラングスジャパンにも その時彼から買ったブーメランはもうわずかになりました。








1996年11月24日アメリカのブーメランスロヤー、ギャリー氏からもらったブーメランです。日本人でブーメランを投げる人はいても

切れがよくパフォーマンスしてくれて見せ場を作ってくれるような人がいませんでした。要するに派手なブーメランスローイング。

という事なのですが、、、未だ当時は外人と日本人のレベルの差がかなりありましたので、ラングスジャパンのブーメランを買って

下さってる方達に、ギャリーのブーメランパフォーマンスを見てイメージトレーニングしてもらいたいと思いアメリカから来てもらい

ました。多摩川でみんなと投げたり大会を開いたり、その時私は彼のバックの中にあるこのブーメラン、ドラゴンフライトを見つけ

「かわいいー!!」といったら、バックの中からこれを出していきなり投げて、しかも片手で1発でキャッチ。

黙ってサインペンを出してメッセージを書き私に手渡してくれました。

もっとバックの中を見たらドナルドダックとスーパーマンも入っていました。それもかなり欲しそうな顔をして見てたのか

あと2本貰ってしまいました。それはこんど紹介します。

ギャリーはブーメランが異常なほど好きで成田に迎えに行って帰り道、渋滞で4時間ほど高速だったんですがその間ずーっと

ブーメランの話ばかりで、東京タワーが六本木あたりで見えてきたので、教えてあげたんですがそれもどーでもいいみたいで

ブーメランの話を更に続けていました。右折のマークをブーメランが書いてあるとか、とにかくなんでもブーメランの人でした。

彼は世界中で1番珍しいブーメランを多く持ってる人でもあります。

これは冗談か本当かわからないんですが、すごく真面目な顔をして話してましたので書きます。

「エジプトのピラミッドの中から出てきたブーメランも僕は持ってるよ!」


このブーメランは1988年頃手に入れました。斧の形をしていてブーメランだなんて、ブラックジョークね。といいながら投げてみるとこれは考えてみたら、普通のブーメランの形の変形というだけで、戻りがとてもいいので驚きました。集まった仲間と投げる時当時とても盛り上がり、原始人みたいな気分になって、投げ回転して戻ってくる時、おかしかったです。


イギリス人故ハーブ・スミス氏のブーメランのなかの2本紹介いたします。彼はブーメランをスポーツにした人の代表的人物の一人です。今生きていらっしゃったら90歳くらいだと思います。

もう記憶は古く今思い出しながら書いているのですが、彼のブーメランはとても性能がよく木製の魅力的な優雅に飛行するブーメランでかなり人気があったのですがブーメランがヨーロッパで少し盛んになりフランスやドイツで若手の選手たちが活躍し始め、もっと小型で機能性重視のブーメランが出てきてからは自分のブーメランが必要とされる時代は終わったと感じブーメラン界から退いていました。でも彼のブーメランにはとても魅力があると感じていましたので何度ももう一度作って欲しいと手紙のやり取りをしました。自分は引退したから、、との返事ばかりでしたが粘り強く作って欲しいと頼み続けましたらようやく製作をしてくれました。

確かにレトロな感じですがオーストラリアのお土産みたいなブーメランがブーメランだと思われていたその頃としては画期的なデザインと性能だっただろうと形から想像されます。20種類ほど各4本づつ作ってくれましたが、それは初めて開いたラングスブーメランカップでの賞品として使いました。みんなとても喜んでくれました。機能はどうであれそういういきさつとブーメラン界においてすでに神話となっていた人がもう一度作ってくれたブーメランでしたから。

それからしばらくしてハーブ・スミスから手紙がきました。「若い次世代の選手たちが活躍している今、もう自分のブーメランは必要とされていないだろうと思っていたのに、もう一度ブーメランを作って欲しいと言われ作ろうと言う気を起こさせてくれてありがとう。そして有意義に使ってくれて日本のみんなが喜んでくれた。と聞きとても嬉しい」と言う内容でした。しばらくたって日本をイメージしてマウント富士と言うブーメランを送ってくれました。この2本のうちの1本です。
しばらくコンタクトを取っていなかったのですが、彼の身内の方からお孫さんと撮った写真が送られてきて、がんで亡くなったことを聞きました。でも日本の為のブーメランを作る時、再び気力が出てきてとても生き生き仕事をしていたそうです。癌だった事は知りませんでした。

私は取材があるといつもハーブスミスのブーメランを大好きなブーメランとして紹介しています。やり取りした手紙の束は大切な宝物です。世界中のブーメラン選手でハーブスミスを知らない人はいないと思います。ラングスジャパンに有名な選手たちが遊びに来た時ハーブスミスのブーメランを見せると、どうしてこんなにこのブーメランがここにあるの?とビックリされます。マニアが最も手に入れたいブーメランの1つです。


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