バンチェムズを活用した授業実践レポート
(佐賀県 多久市立東原庠舎中央校)

体幹トレーニング

触覚情報の受容と整理(心理的な安定・感覚活用) 手のひらや指先への独特な刺激(触感)を楽しみ、感覚への興味関心を広げながら、情緒の安定を図る。

指先の操作性と創造力の向上(身体の動き・表現) 「くっつける」「引き離す」という動作を通して指先の力をコントロールし、決まった形のない素材から自分のイメージを形にする創造力を養う。

活動内容:

「みんなで大きな一歩」:一人ひとりが作った小さな塊を、最後に箱の中心でくっつけて一つの大きな作品(街や大きな生き物など)にする。
「バリバリ・シンクロ」:最後のお片付けの時間に、みんなで一斉にくっついた塊を剥がす音や感触を楽しむ。ねらい:自分の作品が全体の一部になる喜びを感じ、集団への所属感や安心感を得る。楽しく片付けを行うことで、「終わり」の切り替えをポジティブに行う。

「何に見える?」自由な発想が止まらない造形タイム ブロックのように「正しい向き」を気にしなくて良いため、どの子も迷うことなく手を動かしていました。長くつなげてヘビにする子、丸をたくさん作ってブドウにする子、アクセサリーを駆使して「新種のモンスター」を生み出す子……。決まりがないからこそ、子どもたちの想像力はどんどん広がり、個性豊かな作品が次々と誕生しました。

「ひとつ貸して!」共有の箱が生んだ優しい交流 一つの箱をみんなで使うことで、自然と会話が生まれます。「赤いのが欲しいな」「いいよ、どうぞ」と、パーツを譲り合う場面も。自分が作ったものと友達の作品をくっつけて、「合体したよ!」と大喜び。一人で集中する時間と、みんなで共有する時間のバランスがとても心地よく流れていました。自立活動の一歩となっています。

授業のまとめ:

生徒の成長と教材のメリット「『触る・創る・共有する』という一連の活動を通して、子どもたちの指先の操作性だけでなく、心の落ち着きと他者への意識に大きな変化が見られました。」

生徒の変化・成長

「静」と「動」の切り替えがスムーズに

課題が終わったらバンチェムズができる」という見通しにより、メインの学習に対する集中力が増しました。活動後は、独特の触感によって情緒が安定し、穏やかな表情で次の行動に移れるようになっています。

コミュニケーションの質の向上

「同じ箱を使う」というルールの中で、「貸して」「いいよ」「すごいね」といった自然な言葉のやり取りが増えました。自分の世界に没頭するだけでなく、友達の作品に興味を持ち、認め合う姿に大きな成長を感じます。

多久市立東原庠舎中央校
特別支援教室担任

藤川 先生

藤川先生

佐賀県
多久市立東原庠舎中央校 特別支援担任

モットー
あせらず、くらべず、あきらめず。

作って&作り直して無限の可能性!
握ったり!つぶしたり!つなげたり!
付属のアクセサリーをつかって、自分だけのキャラクターをつくろう!